一口馬主とは?

正式な馬主と一口馬主の違い

一口馬主にできることをご紹介します。

馬主席への入場…クラブによっては抽選で招待あり

口取り式への参加…抽選により参加可能

牧場訪問…クラブによっては可能

競走馬への命名…会員の公募で決定

トレセン、厩舎訪問…不可

調教師への指示…不可

引退の意思決定…不可

競走馬のスケジュール指示や進退についての決定以外については一口馬主でもおおむね可能です。

ただし、馬一頭に対し会員が複数人いるため当然抽選になることは念頭に入れておいてください。

一口馬主は儲かる?

JRAが調査したデータにおいて、クラブ馬一頭に出資し、黒字が出る確率12.8%とのことです。

この数字だけをみると非常に割の悪い投資のように思えます。

しかし、サンデーレーシングのクラブ馬であるジェンティルドンナを例にあげると、この馬は一口85万円で募集され、獲得賞金は一口当たり4,315万円でした。

まさに家が1軒建ってしまうような配当ですね。

さすがにこのような名馬に巡り合うのは宝くじに当たるような確率かもしれませんが、それでも可能性はゼロではないので夢のある投資商品には違いありません。

一口馬主の楽しみは?

もちろん、儲けも大事な部分ですが、一口馬主の楽しみをそれ以外に見出している方が実は多いです。

馬主や一口馬主の世界では出資した馬に対し「愛馬を持つ」と表現しますが、当歳~2歳時の出資時点から引退するまでの間、その馬に愛着を持って応援することができます。

馬券を買っても応援はできますが、その場合はレースの数分間だけだと思います。勝っても負けてもその馬の様子や次走のローテーションなどを気にすることはあまりないですよね。

しかし一口馬主の場合は1レース1レース自分の子どもが運動会で走っているように心から応援したくなるものです。

1勝することがどれだけ大変でそれがどれだけ嬉しいかも一口馬主になってみないと分からないことです。

なのでお金を儲けるために一口馬主をするというよりは、楽しむために出資するという趣味や娯楽の側面が強いのが特徴であり、他の金融商品と大きく異なる点です。

一口馬主にかかる費用は?

とはいっても費用がかかりすぎてしまっては長く続けることはできませんよね。

実際にどれくらいの費用がかかるのかまとめてみます。

クラブ入会費用(クラブ入会時)

入会無料のクラブもありますが、相場は1~2万円です。

競走馬出資金(出資時)

馬の代金を募集口数で割った金額が一口あたりの価格となります。

例えば2,000万円の馬400口募集のクラブで出資する場合は、

2,000万円÷400口で一口5万円で出資できます。

クラブ月会費(毎月)

毎月クラブに支払う費用です。ざっくりいうとクラブの運営費ですね。

相場としては1,000円~3,000円程度です。

馬の維持費(毎月)

出資馬の毎月の生活費用です。

内訳としては、馬のエサ代、馬の世話をするスタッフの人件費厩舎への預託料などが含まれます。

牧場滞在時と入厩時で費用が異なりますが、入厩時の場合は1カ月当たり約60万円かかります。

400口募集で1口出資している場合で計算すると、60万円÷400口=1,500円となります。

クラブによって牧場滞在時も入厩時も定額の場合や、一旦定額で支払って後に実費精算など様々なケースがあるのでクラブの規約をよく確認しましょう。

保険料(年1回)

各クラブ2歳以降に競走馬の生命保険に加入します。

その費用が年一回請求され、相場としては募集価格の3%程度です。

2,000万円の馬400口募集で1口出資している場合で計算すると、

2,000万円×3%=60万円 60万円÷400口=1,500円となります。

賞金の分配、見舞金、引退時精算

入着賞金

出資馬が賞金を獲得した場合、出資者に賞金が分配されます。

では一口馬主には賞金の何割がもらえるのでしょうか?

まず、1~5着に入賞した場合賞金が交付されますが、

この賞金のうち20%が調教師、騎手、厩務員に対して支払われます。

そして残りの80%のうち10~20%が税金やクラブ手数料として控除され、

およそ60~70%が出資者の取り分となります。

有馬記念を優勝した場合を例に計算してみたいと思います。

このレースの優勝賞金は3億円です。

400口募集馬に1口出資しており、控除額が仮に10%とすると

3億円×70%=2億1,000万円  2億1,000万円÷400口=1口当たり52.5万円となります。

出走奨励金・特別出走手当

ちなみに5着までの賞金以外にも、6~8着まで(重賞では10着まで)は出走奨励金という制度があり、優勝賞金の数%が交付されます。(8着の場合で5着賞金の半額程度となります。)

この他、特別出走手当というものがあり、出走の度に40万円程度の金額が交付されます。

この交付金も口数に応じて出資者に分配されます。

見舞金制度

レース中などJRAの施設内で起こった事故・故障については見舞金が中央競馬馬主相互会から支給されます。

引退を余儀なくされる重度の故障の場合は、最高600万円近くが支給されます。

この見舞金も賞金と同様に出資者に分配されます。

引退時精算

引退する場合には、抹消給付金がJRAから支給されます。

死亡の場合は保険金種牡馬や繁殖牝馬に上がる場合地方競馬に移籍する場合売却金が計上され出資者に分配されます。

口数別 各クラブの特徴

大口募集クラブ(40口)

特徴

1口当たり25万~400万と高額。

サンデーサラブレッドクラブ社台サラブレッドクラブからは誰もが聞いたことがある名馬が数多く輩出されています。

重賞を何勝もするような馬に出資できた場合、数千万円の配当を得ることも夢ではありません。

半面、1頭当たり40口が上限なので人気馬の場合なかなか出資しづらいことが予想されます。

出資実績により優先的に出資できるといった制度も存在するため、個人馬主レベルの資金がないと人気馬に出資することすら難しいかもしれません。

馬の維持費ももちろん口数に応じて負担が大きくなるため、入厩時は1口当たり月15,000円程度が必要です。

クラブ一覧

サンデーサラブレッドクラブ
社台サラブレットクラブ
G1サラブレッドクラブ
ニューワールドレーシング

中口募集クラブ(100~200口)

特徴

40口は少し負担が大きいと感じる場合は中口募集クラブがおすすめです。

どちらかといえば最近は400口~500口の小口クラブの募集馬が多いので少し中途半端ともいえる口数ですが、

その分会員数がそれほど多くなく、希望の馬に出資できる確率が高いためよく吟味して出資馬を選びたい場合はこのあたりのクラブから選ぶとよいでしょう。

クラブ一覧

グリーンファーム愛馬会
ターファイトクラブ
ユニオンオーナーズクラブ
サラブレッドクラブライオン
ラフィアンターフマンクラブ
ローレルクラブ
大樹レーシングクラブ

小口募集クラブ(400~500口)

特徴

2017年度ダービー馬レイデオロが所属しているキャロットクラブ

2018年度牝馬三冠に輝いたアーモンドアイや、有馬記念を勝利したブラストワンピースが所属しているシルクホースクラブなど、近年競馬界に勢いを与えているのがこのあたりのクラブです。

一口馬主を始めてみたい方はまずはこの小口募集クラブの中から選ぶことをおすすめします。

クラブ一覧

キャロットクラブ
シルクホースクラブ
ロードサラブレッドオーナーズ
ノルマンディーオーナーズクラブ
ワラウカド
東京サラブレッドクラブ
友駿ホースクラブ愛馬会
ウインレーシングクラブ

超小口募集クラブ(1000~10000口)

特徴

一口馬主界に衝撃を与えた1万口募集DMMバヌーシーが有名です。

募集口数が非常に多いため高リターンは期待できませんが、少額で一口馬主を体験してみたい方にはおすすめです。

初回に一括(DMMバヌーシーとYGGが対応)で支払うだけで以後の維持費が一切かからないというシンプルな費用体系も初心者には分かりやすくていいと思います。

一括払いプランのほか他の一口クラブと同様の形(初回出資金+月会費+維持費)でも出資できるので、

1頭あたり複数口出資すれば自分の希望に合った予算に調整することができます。

クラブ一覧

YGGオーナーズクラブ
広尾サラブレッド倶楽部
DMMバヌーシー

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