レース回顧
本命不在、オッズが割れ大混戦が予想された今年の宝塚記念。
制したのは7番人気ミッキーロケットでした。
2着には香港から参戦の10番人気ワーザー、3着には12番人気のノーブルマーズと、荒れると予想していても当てるのは中々難しかったのではないでしょうか。
そして制したミッキーロケット鞍上の和田騎手ですが、2001年天皇賞春以来17年振りG1制覇となりました。
先月5月17日に急死したテイエムオペラオー以来のGI勝利となります。
勝利騎手インタビューでは
「オペラオーが後押ししてくれたと思います」、「勝ってオペラオーに報告したかったんですけど」と涙ながらに思いをこぼしていました。
テイエムオペラオーの成績を見ていると気付きましたが、メイショウドトウに敗れた宝塚記念が今回と同じ6月24日、馬番もミッキーロケットと同じ4番でした。
偶然と言えば偶然ですが、こういったドラマに浸れるのも競馬の面白いところですね。
和田騎手も今回の騎乗で一皮むけたことでしょう。
今後ミッキーロケットとともにさらなる活躍を期待したいです。
撮影レポート
実は今回、「EF400mm F5.6L」レンズで撮影を行いました。
先日中古で購入し、今回の宝塚記念が実践初投入です。
いきなりの大舞台で初めてのレンズを使うのは勇気が要りましたが、結果は大成功。
地下道入口を挟んだラチ沿いより少し離れた場所から撮影したため、400mmの焦点距離でも長すぎず丁度良い画角でした。
ただ、単焦点レンズということでズームができないデメリットはもちろんあります。
馬が真横を通り過ぎるあたりでは馬の顔のドアップ写真しか取れませんので、連写ポイントは200mmや300mmレンズよりも手前になり、そこで逃すとズームを引いて追っかけるということはできません。
しかし単焦点のシャープな写りはさすがの一言。1993年発売とフィルム時代のレンズですが、AF速度も抜群で70-200mm f2.8Lレンズと同じような感覚で撮影できました。
今ならEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMなど便利な高画質ズームレンズも発売されているので資金があればそちらを購入される方がベターかと思いますが、中古で半額以下で購入できるコンパクトな「EF400mm F5.6L」も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
今後撮影距離が必要な競馬場や角度を付けて撮影したい場合など、このレンズを活用していこうと思います。