2018年度 募集馬全頭レビュー(評価)

ゴッドフロアーの2018(

■当歳募集

エピファネイア
母 (母父) ゴッドフロアー (ハーツクライ)
生年月日 2018年02月05日
募集価格 2,960万円
調教師 栗東 松永幹夫
生産者 木村秀則
  • 評価

新種牡馬であるエピファネイア産駒。
当歳募集なので馬体で判断するのは難しいですが、血統は非常に魅力的です。
まず種牡馬エピファネイアの母はGI馬シーザリオという超良血馬。
このシーザリオと非常に似た配合(サンデーサイレンス、Sadler's Wellsを持つ)のゴッドフロアーと掛け合わさせたのが当馬となります。
サンデーサイレンス4×3で気性面がどうかという心配はありますが、中長距離の芝で活躍できそうなイメージなので、成長次第ではクラシックを目指せる馬になるかもしれません。

ラズベリータイムの2018(

■当歳募集 ★出資馬

ダンカーク
母 (母父) ラズベリータイム(フジキセキ)
生年月日 2018年03月09日
募集価格 1,600万円
調教師 栗東 高柳大輔
生産者 木村秀則
  • 評価

2018年競馬界を賑わせたダンカーク産駒の活躍。
その中でも芝の1200mのオープン戦で3回掲示板内に入る活躍を見せたマイネルアルケミーと同じ母父フジキセキ。
配合面の信頼性は十分です。
その証拠に全姉のマーヴェラスクインもダート1200mの新馬戦で2着に入りました。

高柳大輔厩舎は2018年に開業した新厩舎ですが、大久保厩舎や安田厩舎のほか、矢作厩舎、角居厩舎、音無厩舎などトップトレーナーのもとで学んだ経験を生かしていきたいとのことで今後に非常に期待がかかる厩舎です。

デプロマトウショウの2018(

■当歳募集

オルフェーヴル
母 (母父) デプロマトウショウ(ファスリエフ)
生年月日 2018年02月20日
募集価格 4,180万円
調教師 栗東 池江泰寿
生産者 桑田牧場
  • 評価

秋に追加募集された当馬ですが、まさにロマンの塊といった配合です。

本馬の牝系に目を向けてみるとトウショウの冠が付く母馬が4代続いている事が確認できます。そして5代母は天馬トウショウボーイを産んだソシアルバターフライ。まさに日本競馬の歴史が詰まっている配合馬ですし、オルフェーヴルに対するアプローチの一つとしてとても魅力的だと思います。社台ファーム、メジロ牧場、トウショウ牧場という先人ホースマン達の知恵の結晶といえます。
-広尾TC公式サイトより引用-

また、池江調教師の「しっかり仕上げて、フランスなどにも行ってみたいですね」というコメントからも期待の高さが伺えます。
母がダートで2勝しているためダートでの活躍も期待されますが、最初の内は芝の適性も試されそうですね。
「性格は前向きで負けん気が強い」ということでまさにオルフェーヴルの仔といった感じ。
当歳かつ価格の高さからまだ満口になっていませんが、もし広尾TCに未入会の方がいれば4口まで出資金無料なので是非ご検討ください。

ヴェイパーの2018(

■当歳募集

キングカメハメハ
母 (母父) ヴェイパー(Galileo)
生年月日 2018年03月25日
募集価格 3,560万円
調教師 栗東 武幸四郎
生産者 桑田牧場
  • 評価

母父であるガリレオの種付け料はディープインパクトを凌ぐ約5000万円以上(プライベート価格)と言われており、その血を引く当馬の募集価格が3,560万円というのはむしろ安いのではないかと思うほど。
実際に繁殖牝馬として海外で購入した当馬のお腹に入っていたSpeightstown産駒がセレクトセールで5,400万円で落札されています。
(馬名:ニルカンタテソーロ

武幸四郎厩舎ということで武豊騎手が騎乗してくれる機会もありそうです。
武豊騎手のファンの方でしたらそういう目線で出資するのもありかもしれませんね。

毛艶がとても良く見栄えのする馬体ですが、キングカメハメハ産駒は牡馬に活躍馬が多いという点と、母父ガリレオが日本の馬場に対してどうなのかという適正の部分が少し気にかかります。

ミスペンバリーの2017(

ロードカナロア
母 (母父) ミスペンバリー(Montjeu)
生年月日 2017年3月1日
募集価格 5,000万円
調教師 栗東 矢作芳人
生産者 木村秀則
  • 評価

まず、なんといってもロードカナロア産駒というだけで期待が高まりますね。
アーモンドアイを筆頭に、ステルヴィオ、ダノンスマッシュ、サートゥルナーリアなど勢いが凄まじい。

当馬の母であるミスペンバリーですが、自身は未勝利ながら産駒に青葉賞2着、ダービー8着のエタンダール(父ディープインパクト)や、
中央で5勝し現在重賞路線に進んでいるディメンシオン(父ディープインパクト)がいます。
この母にいずれディープを超えるではないかとの声も上がる期待の種牡馬ロードカナロアを掛け合わせた配合がどうなるか。

矢作調教師も「本当にいい馬で驚いた。兄が獲れなかったタイトルを狙っていきたい。」とコメントしていることから間違いなくクラシックが目標でしょう。
価格は5,000万円と高額ながら、ハマった時の期待値は相当高そうです。

ハイアーラヴの2017(

オルフェーヴル
母 (母父) ハイアーラヴ(Sadler's Wells)
生年月日 2017年02月21日
募集価格 2,800万円
調教師 栗東 高柳大輔
生産者 木村秀則
  • 評価

当馬に配合の近い半兄クレッシェンドラヴ(父ステイゴールド)が中央で4勝中と配合への信頼度は高いです。
父オルフェーヴルに母父Sadler's Wellsとかなりスタミナ&パワーに寄ったタイプのように思います。
ラズベリータイムの項でご紹介した高柳大輔厩舎というのもいいですね。
オルフェーヴル産駒ということで気性面の心配や当たり外れが大きい部分はありますが、それを差し置いても楽しみな1頭です。

ウインアルエットの2017(

エピファネイア
母 (母父) ウインアルエット(ダンスインザダーク
生年月日 2017年04月02日
募集価格 2,520万円
調教師 栗東 池江泰寿
生産者 桑田牧場
  • 評価

新種牡馬のエピファネイア産駒ですが、非常にバランスが良く見栄えのする馬体です。
ゴッドフロアーの2018と同じくサンデーサイレンスの4×3の配合で、その爆発力に期待がかかります。
母自身中央で2勝しているというのも安心できます。
2016年度産駒が初仔ながらデビューできていないため、当馬が初デビューとなりそうです。
そして名門池江厩舎というのも期待度の高い証拠でしょう。

私自身広尾TCに入会する時期がもう少し早ければ是非とも出資したかった1頭です。

スイートマカロンの2017(

スピルバーグ
母 (母父) スイートマカロン(Tale of the Cat
生年月日 2017年03月20日
募集価格 1,960万円
調教師 栗東 小崎憲
生産者 木村秀則
  • 評価

この馬は配合が非常に魅力的です。
「Mr.Prospector 4 x 4 x 4」、「Lyphard 5 x 5 x 5」、「Northern Dancer 5 x 5」のクロスを持ち、キズナを筆頭に数多くの名馬を輩出したディープインパクト×Storm Catのニックスを実現しています。

配合が考えられた馬ですね。リファールクロスを持つと力強さが出る分、重たさが残るものなのですが、恐らく素軽さと柔らかさを伝えるというMr. Prospectorのクロスとサンデー系種馬の影響でしょうか。
-広尾TC公式サイト 生産者担当より-

スイートマカロン産駒は過去4頭デビューし、うち3頭が勝ち上がっており安定感は抜群。
当馬も魅力的な血統に加えバランスの良い馬体をしており面白い1頭になりそうです。

レフィナーダの2017(

カジノドライヴ
母 (母父) レフィナーダ(サンデーサイレンス
生年月日 2017年04月08日
募集価格 1,800万円
調教師 美浦 尾関知人
生産者 木村秀則
  • 評価

母レフィナーダとアーモンドアイの母フサイチパンドラと7/8 同血の関係(従姉妹の関係)というのが魅力ですね。
この馬は父カジノドライヴということもありダートでの活躍が期待されます。
母の産駒であるエンパイアブルー(父エンパイアメーカー)は中央で2勝していますが、この馬もダート馬です。
母が17歳の時の仔であることと、母の仔が仕上がりが遅い傾向があるのでこの点は少し心配ですが、ダート馬狙いの方は一考する余地がありそうです。

クリヴィアの2017(

★出資馬

クロフネ
母 (母父) クリヴィア(トニービン
生年月日 2017年06月09日
募集価格 1,760万円
調教師 美浦 加藤征弘
生産者 ヴェルサイユファーム
  • 評価

ヴェルサイユファームで一際しっかりした走りをするこの馬に加藤調教師の目が留まり、広尾TCに声をかけ募集が実現した馬です。
6月9日生まれとかなりの遅生まれですが、1歳の8月時点で吉澤ステーブルに入る順調ぶりで成長の早さが伺えます。
牝馬に活躍馬の多いクロフネ産駒というのも評価できます。
母クリヴィアの産駒であるジョウノボヘミアン(父シンボリクリスエス)はダートで5勝を挙げてOP馬となる活躍を見せましたが、この馬と同じ加藤調教師であったというのも嬉しいポイントですね。
今回父がクロフネに変わり、よりダート適性が強くなるのかなといった印象を受けますが、生産者のコメントをみるとスピード感がありバネを感じさせる走りをしているとのことで、芝・ダートともに期待したい1頭です。

ステラリードの2017(

ルーラーシップ
母 (母父) ステラリード(スペシャルウィーク
生年月日 2017年01月18日
募集価格 1,680万円
調教師 美浦 高柳瑞樹
生産者 木村秀則
  • 評価

母ステラリードは函館2歳S(GⅢ)を制し、阪神JF、桜花賞、オークスへ出走した実績馬です。
残念ながら既にデビューした産駒3頭は中央で勝ち上がれていません。しかし、ルーラーシップ産駒の活躍馬であるキセキ、ダンビュライト、リリーノーブルはすべて母方にサンデーサイレンスの血が入っています。
この馬も母父スペシャルウィークということで活躍の見込みはありそうです。
また過去の兄弟馬と比較しても馬体が大きいようですので、産駒初の勝ち上がりに期待がかかります。

スマイリンアスクの2017(

ワークフォース
母 (母父) スマイリンアスク(ディープインパクト
生年月日 2017年03月28日
募集価格 1,600万円
調教師 美浦 中舘英二
生産者 木村秀則
  • 評価

父に凱旋門賞馬ワークフォース、そして母父ディープインパクトという良血馬。
母自身および既にデビューしている産駒1頭(父シンボリクリスエス)が勝ち上がれていない点が気にかかりますが、父も性別も異なる為あまり深く考えなくてもよいかもしれません。
ワークフォース産駒もあまり日本で目立った活躍馬がいませんでしたが、昨年の阪神JFに出走し、次走の紅梅S(OP)を勝利したメイショウケイメイが今年度重賞戦線での活躍が見込めそうで、この馬の期待値も上がりそうです。

また、広尾TCの募集馬検討会の中で、馬体評価に定評のある古澤秀和氏が2018年度募集馬の中で1位に選んだということで注目されています。
(参考:京都・募集馬検討会開催!古澤秀和氏が選んだNo.1馬体はあの馬

馬体的にはディープインパクト産駒に近いイメージのようで、芝のマイルあたりが主戦になるのかなといった印象を受けます。
募集価格も非常に安く、まだ残口はあるようですので気になっている方は是非検討してみてはいかがでしょうか。

バートラムガーデンの2017(

★出資馬

ハーツクライ
母 (母父) バートラムガーデン(サクラバクシンオー
生年月日 2017年03月12日
募集価格 4,760万円
調教師 栗東 矢作芳人
生産者 下河辺牧場
  • 評価

私が広尾TCへ入会するきっかけとなった馬です。
母のバートラムガーデンは中央で4勝し準OPで活躍していた実績馬です。
母父サクラバクシンオーということで母は1000m~1200mのスプリンター路線で走っていましたが、配合相手がハーツクライですのでマイルくらいまでは適正距離が伸びるのではと思っています。
また、矢作調教師が年間600頭以上見る当歳馬の中からAランク評価を付けた馬というのも非常に心強いです。
生産牧場も菊花賞馬キセキを輩出した下河辺牧場ということで、育成力は間違いありません。

この馬は秋に追加で募集された馬ですが、4口まで無料出資の対象ということもあってかわずか10日で満口となりました。
ミスペンバリーの2017と同じ矢作厩舎なので、「矢作厩舎セット」と名付けて両馬に出資している方も多いようです。
どちらの馬も広尾TC2018年度募集馬の代表馬となる可能性の高い期待馬です。

サクラバーベナの2017(

ウインバリアシオン
母 (母父) サクラバーベナ (サクラバクシンオー
生年月日 2017年04月01日
募集価格 960万円
調教師 美浦 根本康広
生産者 ワールドファーム
  • 評価

この馬も秋に追加募集された馬ですが、こちらも非常に魅力のある馬です。
特徴はまずウインバリアシオン産駒であるということ。
ウインバリアシオンはオルフェーヴルのライバルとして非常にファンの多い馬で、もしオルフェーヴルがいなければダービー、菊花賞、有馬記念を勝っていたであろう実績を持つ名馬です。
そんなウインバリアシオンですが、現在青森で種牡馬生活を送っています。

この馬が広尾TCで募集される経緯についてはこちら(サクラバーベナ17・募集までの経緯)に実際に広尾TCにサクラバーベナ17の募集を持ちかけられたshigeさん(mission0921)の記事がありますので良ければ是非ご覧ください。
非常に熱い思いを持ってウインバリアシオン産駒であるこのサクラバーベナ17をクラブで募集されたということがお分かりいただけるかと思います。

血統面を見ていくと、既にデビューした産駒がまだ中央での勝ち上がりゼロという寂しい結果ですが、それぞれ父がサクラローレル、サクラチトセオー、サクラプレジデント、スクワートルスクワートといったあまり種牡馬リーディングでは見ない血統ですので、これがウインバリアシオンに変わってどうなるか期待したいところではあります。

そして根本厩舎のもと、藤田菜七子騎手が乗る機会が多くなりそうなのもファンにとっては嬉しいポイントですね。
また2019年3月からは女性騎手減量制度がスタートするためその恩恵も受けることでしょう。
藤田菜七子騎手とサクラバーベナ17の動画も話題になりましたね。

残念ながら既に満口となってしまい私は出資できませんでしたが、この馬は引退まで応援していきたいなと思っています。

まとめ

まだ私自身馬体の見方が未熟なもので、血統や母仔の実績での評価が中心となっています
この記事を書いた時点ですでに半数が満口となっていましたが、まだ募集中の馬も期待出来そうな馬ばかりなので是非じっくりご検討ください。

ちなみに広尾サラブレッド倶楽部の設立記念日である3月3日に特別募集があるとのことなので、こちらも見逃せません。

もし広尾TCへの入会を迷っている・興味を持たれている方がいましたら、下の記事にお得に出資するためのポイント制度の活用方法などを詳しくご説明しているので良ければご覧ください。

以上、広尾サラブレッド倶楽部の2018年度全頭募集馬レビューでした。

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