レース回顧

昨年GIに格上げされて2度目の大阪杯は、1番人気に支持されたミルコ・デムーロ騎手騎乗のスワーヴリチャードが勝利しました。

今回の大阪杯はサトノダイヤモンド、アルアイン、スワーヴリチャードの3頭が人気を分け合う形でどの馬が勝ってもおかしくないというようなメンバー構成でした。そんな混戦が予想されたレースは、デムーロ騎手が向正面から一気に押し上げて4角先頭に立ったスワーヴリチャードがそのまま押し切って優勝という形になりました。

そして2着には6番人気の福永騎手鞍上のペルシアンナイト。距離が伸びてどうかという不安がありましたが、直線の末脚はメンバー中最速の33.7秒。もう少し仕掛けが早ければ頭もあったのではないかという目の覚めるような追い上げでした。

3着には2番人気の川田騎手鞍上のアルアインが入りました。この馬は人気通り非常に堅実なレースをしたというイメージです。次のレースでも大崩れはしなさそうですし、今後古馬GIを1つ2つ取りそうな安定感のある馬ですね。

撮影レポート

今回からレースの感想に加え、撮影時に思ったことなどを合わせて書いていきたいと思います。

で、今回大阪杯の写真を見て何かお気付きになったことはないでしょうか。
実はレンズが普段使っている「EF 70-200mm F2.8L IS II USM」ではないんです。
「APO 120-300mm F2.8 EX DG HSM」というSIGMAのレンズで撮影しました。

このレンズ、発売は2005年とかなり古いものです。オークションサイトでたまたま格安で中古が出ていたので購入いたしました。発売当時の価格は30万程度と高額なレンズです。このスペックのレンズはシグマの中でも人気のあるレンズで、現在までに2度バージョンアップされ最新のモデルは2013年発売の「120-300mm F2.8 DG OS HSM Sports」です。こちらの記事にレンズレビューを書きましたのでまたよければご覧ください。

そしてレンズを使用してみての感想ですが、撮り始めて最初に思ったのは「AFの追従が遅い」でした。普段純正の高速AFに体が慣れてしまっているというのもありますが、レース中一度ピントがずれると再度戻るまでに少し待たされることが多かったです。とは言っても1秒以内の話ですが、その間に何mも撮影対象が移動する競馬撮影では少し不安を感じる速度でした。それと手振れ補正が付いていないというのは撮影時に神経を使いますね。

それでも画質は2005年のレンズながら細部までしっかりと解像しており、使い方次第では十分戦力になりそうです。しかし開放のF2.8で撮るとさすがに少し甘い部分が目立ったので今回F4.0で撮影しました。

13年前のレンズですし、数万円程度の値段で購入できたのでここまでの写真が撮れれば正直個人的には十分満足です。ここまでの写りを見せされると最新(といっても5年前になりますが)のモデルがどこまで進化しているのか気になりますね。AF速度もかなり向上しているでしょうし、解像度の向上も興味が出てきます。ただ、重量が1キロ弱(2,680g→3,390g)増加しているのは気になりますが…。

今回のレースについては、直線に入ってスワーヴリチャードが先頭に立った時点でまだ力に余裕がありそうでしたので、そのまま照準を合わせて慌てることなく撮影することができました。ただペルシアンナイトが急激に伸びてくるところまでは気付けなかったのでそちらは全く撮れませんでしたが…。

以上、大阪杯の撮影後記(ほとんどレンズレビューになってしまいましたが)でした。また今後もできるだけ皆さんの競馬写真撮影に役立つ情報を提供できるような形で続けていきたいと思います。

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