レース回顧
今年の有馬記念は障害レースの絶対王者オジュウチョウサンが武豊騎手を背に参戦することで話題になりました。他のメンバーもファン投票で選ばれたトップホースたち。天皇賞秋を制した1番人気のレイデオロや、JCでアーモンドアイの世界レコードに惜敗を喫したキセキ、宝塚に続くグランプリ2冠を目指すミッキーロケットやラストランを迎えるサトノダイヤモンなど。
そしてレースはキセキがJC同様早いラップで逃げる。これを追うようにオジュウチョウサンやミッキーロケット、モズカッチャンが2番手を追走。
3コーナー過ぎから唯一の3歳馬ブラストワンピースがロングスパートを仕掛け、これを追う形でレイデオロもスパート。粘るキセキやミッキーロケットを交わし2頭が直線で先頭へ躍り出る。そして熾烈なたたき合いの末、池添騎手鞍上のブラストワンピースが見事3歳で有馬記念を制しました。
3着には外枠から見事に乗りこなしたボウマン騎手鞍上のシュヴァルグランが入りました。
ここのところ外国人騎手のGI勝利が続いていたので、日本人騎手がGIを獲るとやはり嬉しいものですね。そして池添騎手は歴代トップの有馬記念4勝。まさに”グランプリ男”ですね。
撮影レポート
今回の有馬記念は雨の予報もあり、あまり望遠を付けて霞んだ写真になっても見栄えしないと思い、EOS7D MarkII+EF70-200mm F2.8L IS(35mm換算320mm)のみで撮影しました。F2.8の明るさでISO感度を下げられるという理由もありますが。
焦点距離の短さを考えると真横を通り過ぎるあたりがベストポジションかなと考え、そこに来るタイミングで狙い馬を定めました。
正直レイデオロが力的に勝利の可能性が高いと思っていたので目で追っていましたが、最後直線に入ってからはブラストワンピースの勢いがレイデオロの追い上げを上回っていると感じ、ブラストワンピースにピントを合わせました。
最後あわやと思いましたが無事勝ち馬を撮影でき安心しました。
唯一残念だったのが、オジュウチョウサンをアップで撮影できなかったことです。私が撮影していたポジションではちょうど外から被されてしまったので仕方ないのですが、楽しみにしていた馬なので写真を撮れなかったのは心残りです。
まだオーナーの発言を見ると平地の大きなレースに参戦する可能性がありそうなので、関西で走る機会があれば追いかけたいと思います。