レース回顧

前年の覇者オジュウチョウサンは翌日の有馬記念に出走と、競馬界を大いに盛り上げる1頭となりました。そして迎えた今年の中山大障害。

オジュウチョウサンに何度も惜敗を喫してきたアップトゥデイトが1番人気になり、2015年以来の王座奪還することができるかというレースに。

道中そのアップトゥデイトは果敢に先頭に立ち、逃げるレース展開。このまま逃げ切るかといった様相でしたが、後半の3コーナーで失速し2番手に、そして最後の障害で落馬し無念の競争中止となってしまいました。

  1着には、オジュウチョウサンの主戦騎手だった石神騎手が騎乗するニホンピロバロンが猛追するタイセイドリームを退け見事に優勝。  

石神騎手はこれで2016年と2017年のオジュウチョウサンでの制覇に続く中山大障害3連覇を果たしました。

撮影レポート

中山大障害の撮影は初めてでしたので、まずは撮影ポイントの下調べから始めましたが、雨天ということもあり場所取り無しでも自由に撮影場所を選ぶことができました。

そして選択した場所は6号大竹柵の真正面。機材はEOS 7D MarkII+EF70-200mm F2.8L IS USM+EXTENDER EF1.4×III(35mm換算448mm)しか持ち合わせていなかったのでかなりの焦点距離不足に。また雨で場内が暗く、見通しも悪かったので悪条件での撮影となりました。

写真は狙い通り6号大竹柵を真正面から飛越する姿を撮影することができました。狙っていたアップトゥデイトも先頭で飛越してくれたので写真としての構図はそれなりに満足できました。

また、この場所からであれば、最後ダートコースを横切って芝コースに出てくる場面も正面から撮影できるので2度おいしい撮影ポイントですね。

ただ、もし本気でこの場所から中山大障害を撮影するのであればAPS-C機+600mm(35mm換算960mm)程度の超望遠レンズが欲しいなというところです。

撮影時まで気付かなかったのですが、大竹柵の横にも観戦できるポイントがあったので、そこからなら今回の焦点距離でも迫力のある飛越写真が撮れるのでは?と思いました。また中山競馬場に行く機会があれば試してみたいと思います。