今年の日本ダービーは快晴に恵まれ、12万人を越える大観衆が押し寄せました。
各ステップレースを勝利してきた3歳馬たち18頭。
そんな中、陣営、ファンの思いを一身に背負い、見事勝利に輝いたのは1番人気、ミルコ・デムーロ騎手騎乗のドゥラメンテでした。
タイムは2分23秒2のダービーレコード。皐月賞に続き、牡馬2冠を達成。
ミルコ・デムーロ騎手は2003年にはネオユニヴァースでダービージョッキーに輝いていますが、今回はJRAの騎手としてダービー制覇を成し遂げました。

また、5番人気のサトノラーゼンが岩田騎手の見事なレース運びで2着に入りました。3着は鋭い末脚で追い込んだもののハナ差届かずの3番人気、ルメール騎手騎乗のサトノクラウン。2番人気福永騎手騎乗のリアルスティールはそこから2馬身離されての4着に終わりました。そして、5着には16番人気、嘉藤騎手騎乗のコメートが入着しました。嘉藤騎手は16年目にしてまだ重賞未勝利。この大舞台での経験は大きな自信につながったことと思います。今年の飛躍に期待したいですね。

さて、気になるのはドゥラメンテの次走です。日本競馬の悲願、凱旋門賞への挑戦か、3冠を掛けて菊花賞を目指すのか。個人的には3歳の斤量が有利なうちに凱旋門賞へ挑戦してほしいですが、どうなることでしょうか。