レース回顧

このメンバーなら昨年のダービー馬レイデオロの圧勝かと思われた京都記念。単勝も1.6倍に支持されていました。しかし直線では伸びを欠き、4着モズカッチャンと僅かハナ差でなんとか3着を死守するという結果になりました。

そして今回の京都記念を制したのは藤岡祐介騎手鞍上のクリンチャー。皐月賞馬アルアイン、ダービー馬レイデオロ、秋華賞馬ディアドラ、エリザベス女王を制したモズカッチャンと同世代のGI馬4頭を撃破しての京都記念制覇はGIに相当する価値があるのではないでしょうか。菊花賞では2着と悔しい思いをしましたが、この馬の成長は間違いないようですね。

ただし、菊花賞および京都記念は不良馬場、重馬場とクリンチャーの脚質に向いていたのも勝利の要因として考えられます。
次に良馬場で同メンバーと対決する時この馬の真の実力が試されそうです。

撮影レポート

今回は4コーナー付近から撮影をしていました。4コーナーではレイデオロが外から良い感じの上がってきていたので終始この馬を中心に撮影をしていましたが、まさか最後伸びきれず負けてしまうとは。そして内側のクリンチャーは全く写真に捉えきれず…。

やはり勝ち馬を狙う場合はゴール板前がベストですね。しかし、4コーナーの正面から見た迫力のある構図は撮影していても興奮します。勝ち馬を抑えないといけないスポーツ紙の記者などとは違い、失敗ができるアマチュアとしてはこういった様々な構図に挑戦できるのも競馬写真の醍醐味ですね。

今後も様々な構図をイメージして競馬場で撮影をしていきたいと思います。